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傷あとが気になる方へ


当院では、けがや手術によって生じた傷あと(瘢痕)の治療を行っています。

 

けがや手術から間もない時期には、傷あとがかたくなり、赤みも強く、

時には黒ずみ(色素沈着)が生じることがあります。

「このまま傷あとが残ってしまうのだろうか?」と心配になる方もいらっしゃると思います。

 

多くの場合、日焼け予防やテーピング、お薬を塗るなどの適切なアフターケアを行いながら経過をみていくことで、

傷あとは少しずつ落ち着き、目立たなくなっていきます。

 

当院で治療された方はもちろん、他院でけがの治療や手術を受けた方が、傷あとのご相談に来られることもあります。

 

診察では、現在の傷あとの状態を確認したうえで、

「今は少し傷が目立つ時期ですが、この赤みはおそらく今がピークです。これから少しずつ薄くなっていくと思いますよ。」

といったように、今後予想される経過についてもお話しします。

傷あとの状態を知り、これからどのように変化していくのかが分かることで、安心される方も多くいらっしゃいます。

 

傷あとが目立つかどうかには、さまざまな要因があります

 

傷あとが目立つかどうかは、けがや手術の時の皮膚の状態、その方の体質や生活習慣、

傷のできた部位によって大きく異なります。

 

特にけがの場合には、皮膚そのものが傷んでいることも多く、

丁寧に縫合し、その後適切なケアを行ったとしても、傷あとが目立ってしまうことがあります。

 

また、体質的にケロイドや肥厚性瘢痕など、傷あとが赤く盛り上がりやすい方もいます。

肩、肘、膝などの関節の近くや、胸、下腹部などにできた傷は、

通常であれば傷あとが落ち着いてくる半年~1年を過ぎても、赤みや盛り上がりが続くことがあります。

場合によっては、痛みやかゆみなどの症状を伴うこともあります。

 

このような場合には、塗り薬や貼り薬、注射などを用いて、症状を和らげていきます。

 

ひきつれがある場合には、手術を行うこともあります

 

傷あとのひきつれによって関節が十分に伸ばせないなど、機能的な問題が生じている場合には手術を検討します。

つっぱっている傷あとを切除して縫い直したり、Z形成、W形成といって皮膚をジグザグに切開して縫い合わせたりすることで、

ひきつれを改善する方法があります。

このような機能的な問題に対する手術は、保険診療で行います。

 

一方、機能的な問題がなく、「傷あとが幅広く目立つ」「盛り上がりが気になる」「形を整えたい」など、

見た目を改善することを目的とした傷あと修正手術については、保険適応とはならず、自費診療となります。

 

当院では、保険診療での傷あと治療に加えて、見た目の改善を目的とした自費診療の傷あと修正手術にも対応しています。

 

傷あとを完全に消すことはできません

 

一度できてしまった傷あとを完全に消すことはできません。

 

ただし、傷あとの状態によっては、治療により赤みや盛り上がり、ひきつれなどを改善し、より目立ちにくくできる場合があります。

手術によって状態が改善する可能性が高いと考えられる場合には手術をおすすめしますが、

手術をせずに経過をみた方が良い場合もあります。

 

また、傷あとに対するレーザー治療については当院で行っておりませんので、レーザー治療をご希望の場合には、ご相談のみとなります。

 

当院では、お一人おひとりの状態やご希望を伺いながら、経過観察、外用薬や貼り薬、注射、手術など、

その方に適した治療をご提案しています。

 

傷あとが気になっている方は、どうぞお気軽にご相談ください。